20代のころから珈琲の焙煎の仕事をはじめ、現在はそれぞれの生豆に合わせた焙煎で、ソムリエならではのワインのような果実感が感じらる、甘みが強いすっきりとした味を目指しています。
手回しロースターで少量ずつ、時間をかけて丁寧に。1杯の珈琲で暮らしのリズムを整える。
日本橋にあるイタリアンで働いていたころ、2度目のチャレンジでソムリエの資格を取得しました。
ワイン全体の中では、有機栽培やオーガニックで作られているワインはまだまだ少ないかもしれないですが、
自然派ワイン専門の小さなビストロで働いたとき、荒々しく、野暮ったくも癖になる自然派ワインを飲んで魅力にのめり込みました。酸化防止剤をほとんど使っていないからこそ、ワインの味の変化を楽しめます。
小規模ワイナリーならではの、かわいらしいボトルのエチケットも魅力!
ときにコーヒーはワインに例えられるほどたくさんの共通点があります。
1番の共通点は、農作物であるということ。
自然、土壌、品種、原産地により、さまざまな香りや味わいに違いがあります。
1杯が出来上がるまでに多くの人々が携わり、私たちのもとに届いています。
ひとつひとつの段階を丁寧に扱われている農作物だからこそ、
珈琲やワインは私たちの心や暮らしを豊かにしてくれる。
そして単なる嗜好品としてではなく、多くの方が魅惑の1杯を求めて探求しているのではないでしょうか。